
Title: [小林弘潤] なぜ戦争は起こるのか ユダヤ戦争と現代日本の接点
内容紹介
二千年前、日本から遠く離れた中東のイスラエルの地で起こった「ユダヤ戦争」と呼ばれる戦乱。この戦争が勃発した当時のイスラエルの社会情勢や人々の意識は、現代日本のそれと驚くほど似ている……。
ユダヤ戦争が勃発した要因としての「貧富の格差の固定化によって若者が将来に絶望する状況」「他地域の民族を排除することで団結しようとする排他的民族主義の高まり」「地域や派閥や世代間のいがみ合いや断絶」という当時のイスラエルの社会情勢は現代の日本にも当てはまる現象で、今の日本の雰囲気は当時のイスラエルにどんどん近くなっていると思います。
ただ、このことは「これからの日本は間違いなくユダヤ戦争のような大戦争を起こす」ということではありません。私としてはむしろ、現代日本が当時のイスラエルと似ているという視点を意識することで、「今後の日本が戦争に向かう流れを阻止することができる」と思っているところがあります。
現代日本に限らずいつの時代もどの地域でも、社会の大半の人が「戦争なんてイヤだ」と思っているものです。それなのに、世界史を見てみるといつの時代のどの地域でも「戦争」は何度も何度も起こってきました。「多くの人がイヤだと思っているにもかかわらず、なぜ戦争は起こるのか」ということを考えることが、「戦争を起こさない」ために重要ではないかと思います。
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